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限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)
(1978/12/19)
村上 龍

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感想:★★★☆☆

この作品の良さを理解しようとして、何度も読む。でも何度読んでも理解出来ない。でも何度も読む。
何度も読んでいるということは多分結局のところ何度も読みたいからなのかも知れない。人の行動の底には「そうしたい」という欲望が働いているはずだからだ。
でも全然この作品の良さはわからない、と言いたい。でも、少しだけなら分かる。本当は。でもそんな気がするだけかも知れない。村上龍は苦手です、でも読んでしまうこのスパイラル。

なんかこいつラリっておかしなこと言ってるなっていうだけの感想で読んでるとそれは多分間違いで、実はそれぞれに意味があるんだろうと推測出来るからそこがやたらに文学チックな色合いを持っているのだけど、
でもあくまでも俺はラリってるだけ、別に意味なんて無い、みたいなところがすごい。
でもちゃんと意味があることは伝わる。
でも、村上龍はそれを鼻にかけている感じがするから苦手。でもやっぱりこの小説には他の人には書けないものがあると思う。
最後まで読まないと全く意味の無い小説だから、途中で無理と思ってやめちゃうと少し勿体無いかも知れない…

いいかよく見ろ、まだ世界は俺の下にあるじゃないか。この地面の上に俺はいて、同じ地面の上には木や草や砂糖を巣へ運ぶ蟻や、転がるボールを追う女の子や、駆けていく子犬がいる。
この地面は無数の家々と山と河と海を経て、あらゆる場所に通じている。その上に俺はいる。
怖がるな世界はまだ俺の下にあるんだぞ。
「その小説読んでリュウのこと考えたわ。あたしリュウもこれからどうするんだろうって考えたわ、その男のことはわからないのよ。だってまだ全部読んでないんだもの」


「だってまだ全部読んでないんだもの」ってところがいいですね。

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