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若きウェルテルの悩み (新潮文庫)若きウェルテルの悩み (新潮文庫)
(1951/02)
ゲーテ

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感想:★★★★☆

自分が共感出来なくて悔しいものシリーズその1。

「もし生涯にウェルテルが自分のために書かれたと感じるような時期がないのなら、その人は不幸だ」

とゲーテはおっしゃっているそうです。
そんなこと言われたら悔しくてたまりませんけれど、残念ながらその不幸なうちの一人みたいです。

弟に、これは是非読むべきだと勧められ読みました。

人妻に叶わぬ恋をして、最後に自殺する青年の話なのですが、もちろん、死にたいと思うほど人に恋する気持ちはわかります。気持ちはもちろん、わかります。
でも、最後に当て擦りみたいに自殺するってどうなの!
あなたが愛するロッテのためにも、ウェルテルは生きるべきとしか思えないのです。
ちょっとウェルテルが気持ち悪い!
私が女だからそう思うのでしょうか。男性が読んだらまた違うのかも知れません。

しかしウェルテルの高潔な考えや言葉の数々はとても素晴らしく、メモしてとっておきたくなるような言葉がたくさん出て来ますから読んで絶対に損はありません。
さすがゲーテ。世界的名作に違いはありません。250年愛読され続けるわけです。

ただただ、共感までには及ばずとても悔しい。

「不機嫌というやつは怠惰とまったく同じものだ。つまり一種の怠惰なんですから。(中略)たくさんの悪徳にたいしてはお説教があるけれども、ぼくはまだ不機嫌をいましめる言葉が説教壇から話されたのを聞いたことがないのですよ」


「あなたは不機嫌を悪徳だといわれるが、私はどうもそれはいいすぎじゃないかと考える」――「自分をもはたの人をも傷つけるものが、どうして悪徳じゃないでしょうか。お互いに仕合せにすることができないだけでももうたくさんなのに、めいめいが時にはまだ自分から自分に与えることのできる楽しみまでも、その上なお奪い合おうというのですか。むしろこの不機嫌というものは、われわれ自身の愚劣さにたいするひそかな不快、つまりわれわれ自身にたいする不満じゃないんですか。また一方、この不満はいつもばかげた虚栄心にけしかけられる嫉妬心と一緒になっているんですよ。」


「ひとの心を左右する自分の力を頼りにしてですね、ひとの内心から湧き上がってくる素朴なよろこびを奪ってしまうなんていう人間は許しがたい。」


不機嫌は罪なのだということをこれを読んで以来自らに言い聞かせております。

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